ニホンミツバチを友に有機農業

  • ほくほくの新ニンニク

    ほくほくの新ニンニク

    ようやくニンニクの収穫ができました。昨年の9月に植えて採れるのが今ですから、ほぼ9ヶ月。土作りを入れると1年間その畑はニンニク専用となります。だから土のパワーを小さい球に宿して、栄養満点になるのだと思います。採った後は茎をカットして乾燥させ保存できるようにします。この真っ白な採りたて新ニンニク、格別な味なのをご存じですか。ホイルに包んでグリルで焼いていただくと、ゆり根のように甘くて滋養たっぷりのニンニクを味わうことができます。

  • トウ立ち注意報

    トウ立ち注意報

    やってしまいました。野菜担当としては失格、ミツバチ担当の方は花が増えて大喜び。春先の菜っ葉のトウ立ちです。今年初挑戦の大阪シロナ、4,5日前に柔らかい菜っ葉を試食して「これはおいしい」と喜んでいたのですが、あっという間に花芽が伸びて野菜としては食べれないようになってしまいました。この時期、苗を保温してトウ立ちのスイッチが入らないようにしなければいけないのを思い出しました。でもおいしいシロナづくり続けます。

  • 自然仕立てのエンドウ収穫へ

    自然仕立てのエンドウ収穫へ

    5月の旬の食材の筆頭といえば、エンドウ豆やスナップエンドウではないでしょうか。どこの畑にも白い花を咲かせたエンドウ棚が見られて、農家としては競争意識が目覚めます。ただ、エンドウ栽培に欠かせないと言われている棚への誘引がとても手間のかかる作業で、桜農園は苦手としています。エンドウの枝ってとても折れやすいし、整枝を手抜きするとジャングルのようになって、「もう無理」となるのです。そこで、昨年から試したのが、前作のオクラの主枝(木化している)の根元にエンドウを播いて、成長したら自分でオクラに巻き付いて伸びてもらおうという「自然仕立て」。ぐうたらな方法ですが、エンドウも人工のネットよりもオクラの枯れ木の方が好きなのか、元気に育ちました。というわけで、まもなく、皆さんのお手元に旬のエンドウ・スナップエンドウをお届けできます。

  • 春ジャガは楽しい

    春ジャガは楽しい

    遅めに植えた春ジャガ君達が無事芽を出してきました。少々疲れる作業ですが、芽欠きにあわせて土寄せをしましたので、ジャガイモ畑らしくなりました。春のジャガイモは植えられる種類がいっぱいあるので、わくわくします。今年の期待はフランス生まれのシェリーとカルビーがポテトチップスにお勧めのトヨシロです。シェリーは比較的小粒で、肌はきれいな薄赤色、中はおいしそうな黄金色をしています。肉じゃがにするととてもおいしいのです。トヨシロはもちろん手作りポテチでいただきます。品種によって葉っぱや茎も違うのが分かるでしょうか。今一番元気なのは真ん中のシェリーです。少し茎も赤いのでおわかりいただけますか。その右にあるトヨシロ君はまだ小さい。頑張れ。

  • ロメインレタスができました。

    ロメインレタスができました。

    桜農園畑作り担当が個人的に好きなレタスがロメインです。シーザーサラダに欠かせないレタスで、シャキシャキ感が魅力です。そのロメインレタスが無事できました。4月は、ロメインが半結球をし始める時ですが、ちょうどアブラムシが活発に動き回る時期にあたります。虫除けネットをしたり、銀テープをぶら下げたりといろいろ防御するのですが、その甲斐なく、ネットの中で大繁殖ということも経験しました。半結球した葉の間にいる彼らを見るとすごく残念な気持ちに襲われます。今年は無事それを避けられたようです。効果があったのは黄色い虫取りテープシートだったかもしれません。これを吊しておくと、アブラムシが来ているのが分かるのです。その時に虫が寄ってきた株を見つけて防除(有機JAS認定農薬で)すれば、その後の大繁殖を止められるという、割と省力的な方法です。ま、永遠のライバルなので、またご報告することがあるとは思いますが.....。

  • 新タマ、今年はいい感じです

    新タマ、今年はいい感じです

    新タマネギ、できてきました。今年は病気や葉枯れもほとんどなくきれいです。タマネギは栽培に長い時間がかかるし、最初はか細いと思えてしまうぐらいの苗で植えるので(その方が抽苔の危険を避けられる)、春先に病気にかかったりすると、とてもがっかりするのです。でも、今年はうまくいったようです。しっかり追肥したのが良かったのかもしれません。新タマは、甘い球の部分はもちろ、青々とした葉っぱがお勧め。大学の相撲部の方が、その葉っぱを求めて大阪からこちらの方まで買い付けに来られたこともありました。

  • 固定種の小松菜にもどる

    固定種の小松菜にもどる

    あるお得意先さんから、小松菜は固定種がおいしいですね。それがほしいですと言われて、栽培の容易さからF1種の栽培に傾いていたいことにハッとしました。初心に戻って野口種苗さんから購入した固定種が「新黒水菜小松菜」という変な名前の小松菜。昔は、小松菜を水菜と言っていたことがあるらしく、その中の葉っぱの濃いやつという意味で名前が付けられたそうです。早速播種してみました。写真は、同時期に播種した F1 種(左)と見比べたものです。新黒水菜小松菜(右)は、名前と裏腹に、淡い緑がきれいでおいしそう。少々個体差があって暴れているようにも見えます。F1種が軸がしっかりして収穫しやすそうなのと対照的です。はたして、今後どう育っていくのか。

  • 直まきからセル苗定植に戻る

    直まきからセル苗定植に戻る

    一時、ホウレンソウの直植えにチェレンジしていたのですが、土作りが十分でなかったためだと思いますが、発芽率にばらつきが出たため、セル苗の定植という方法にもどすことに。200穴あるセルトレイを使って、1穴に3粒播きで発芽させて、根鉢ができてから圃場に植えるという堅い方法です。一見作業が大変なようですが、腰を曲げている時間は直植えより短く体にもましな方法です。植えたのはタキイの「弁天丸」というホウレンソウらしい形の冬どり品種、3月上旬にはお届けできる姿にまで育ってくれると思います。

  • 椎茸が入りました。

    椎茸が入りました。

    2月の野菜セット(2千円セット)に椎茸がはいりました。里山の整備をしていた際に出たコナラの太いホダ木に菌を植え付けて寝かしておいたのですが、今年の暖冬と長雨のせいでにょっきりでたきたようです。味も抜群です。
    ナバナと紅菜苔という今が旬の花菜もセットに加わりましたので、春の到来を感じていただけると思います。

  • てんとう虫を放してみました

    てんとう虫を放してみました

    困る虫の筆頭はアブラムシです。秋は彼らの繁殖時期なので注意します。それでも被害に遭う作物や畝があります。そこではアブラムシが繁殖してから、天敵のてんとう虫が繁殖するという順番になっています。逆ならいいのにと思いますが、そうはいきません。そこで、被害に遭った畝は見限って、繁殖したてんとう虫(特に幼虫がよくアブラムシを食べてくれます)を、無被害の畝に移します。他にも対策をうっているので、てんとう虫だけの手柄かどうかは分かりませんが、その畝ではアブラムシの姿は見られませんでした。